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MAPS ― 全人的理解の可視化


あなたの物語を始める前にあなたをよく知る。


MAPSは、人を分類するためではなく、理解するに生まれました。
「患者」ではなく「ひと」としての全体像を描く。
からだ・こころ・社会・物語――その流れを地図にし、あなたとともに見る。

MAPSはあなたがこれから体験する物語の設定になります。主人公がどういう人物で、どういう世界に住んでいるかを可視化します。これはスタートラインの物語です。

なぜMAPSが必要か

1. 医療構造の限界 ― 「診断は地図にならない」

精神医療では診断名が治療の起点になりますが、診断は症状を切り取るもので、
人の全体性や関係の動きを扱うことはできません。
同じ診断でも苦しみの構造は異なり、治療方針は“関係”によって変わります。
だからこそ、点ではなく線として人を理解する地図が必要なのです。

「診断=点」ではなく、「理解=関係の線」を描くための道具。

2. 心の構造 ― 「苦しみは多層であり、時間とともに動く」

苦しみは“固定的な原因”ではなく、“流れる関係”から生まれます。
体調、人間関係、記憶、価値観――それらが交わる瞬間に、心の波が立ちます。
しかし現行の診察やカウンセリングでは、こうした動きを“静止画”でしか捉えられません。

からだ・こころ・社会・物語。
MAPSはその四つの層を、時間軸に沿って動的に可視化する“理解の地図”です。

3. 社会の変化 ― 「孤独と情報過多の時代」

SNSや働き方の変化により、人の理解は断片化しています。
情報はあっても、互いが異なる文脈で生きており、誰も“全体像”をつかめていません。
医師も家族も本人も、それぞれのレンズで見ている。だからすれ違う。
その距離を埋める“共通の理解の座標”が必要です。

MAPSは、本人・支援者・専門職が同じ座標を持てる「共通言語のプラットフォーム」。

4. 感情の次元 ― 「理解されることが、すでに癒しである」

人は「理解された」と感じた瞬間に、ストレス反応が鎮まり、安心が生まれます。
MAPSはデータ分析のためのツールではなく、
そのプロセス自体が“癒しの体験”になるように設計されています。
アセスメントとは、治療の前段階ではなく、治療そのものの始まりです。

わかってもらえることから、治りは始まる。

MAPSは、「人を治す」ためではなく、「人を理解する」ための仕組みです。
診断ではなく理解を売る――それが私たちの出発点です。

理解しあうという行為は、

もともと楽しいもの。

サイライツは、メンタルヘルスケアのアセスメントを、
「苦痛」ではなく「発見」にもどします。

理解は治療の始まり。
からだ・こころ・社会・物語の4つの層を重ね、
あなたの「いま」と「これまで」をひとつの地図にします。
“わかってもらえること”を、もう一度、人の喜びへ。

1. 日常のログ ― 生活リズムを可視化する

スマートフォンやウェアラブルデバイスを通じて、
睡眠・活動量・食事・体温・心拍・移動など、あなたの“暮らしのリズム”を記録します。
それは体の情報であると同時に、心の流れの手がかりでもあります。

2. 対話のログ ― 会話の中から理解を抽出する

MAPSは、あなたとの自然なおしゃべりの中から、
言葉・感情・間(ま)などのパターンを捉え、
あなた自身の思考と感情の特徴をフィードバックします。
「話す」ことが「自分を知る」ことになる仕組みです。

3. 主観データ ― あなたが感じたことを記録する

毎日の気分や睡眠満足度、人との関係の調子など、
あなた自身が感じた“主観的な実感”を、簡単なスライダーやチェック形式で残します。
自分の変化を“感じながら記録する”ことで、理解が深まります。

4. 継続的な理解 ― 時間の中で変化をとらえる

これらのデータは一度きりではありません。
初回のMAPSから、2週間、90日と継続的に更新され、
あなたの状態や治療の効果、生活の変化を“動的な地図”として描き続けます。
変化を可視化し、理解の深さと方向性を見える形にします。

診断ではなく、理解のためのデータ。
“生きているあなた”を映す情報を、あなたとともに描いていきます。

MAPSの4ドメイン

人は「身体・心・社会・物語」の4つの層からできています。MAPSは4層をバランスよく見える化し、関係と時間の変化まで捉えます。

身体(Bio)

睡眠 / 食事 / 痛み / 疾患 / 服薬 / 活動量

  • 寝つき・寝起きの質が落ちている
  • 食欲の低下や過食がある
  • 頭痛・胃痛・だるさが続く

生理的な基盤。体のリズムとエネルギー状態。

心(Psy)

気分 / 不安 / 注意・集中 / 思考 / トラウマ反応 / 感情調整

  • 焦り・不安が強い、気分の波が大きい
  • 集中しづらい、頭が回らない
  • 特定状況でフラッシュバック

心理的反応。感情・思考・意識のバランス。

社会(Soc)

家族 / 職場 / 学校 / 友人 / 金銭 / 住居 / 制度・文化

  • 仕事負荷・評価・人間関係のストレス
  • 家庭内の衝突、孤立感
  • 家計・住環境・通勤条件の負担

対人関係と環境。支えとストレスの構造。

物語(Story)

価値観 / 信念 / 目標 / 意味づけ / 人生観 / 希望

  • 自分の役割を見失う、空虚感
  • 将来像が描けない、希望が持てない
  • 「何のために」を見直したい

人生の文脈。意味と方向性を与える内的物語。

さらに「時間(推移)」「関係(人・場)」「強度(主観×客観)」の3軸で重ね、あなたの状態を“地図”として更新していきます。